JavaScript中級

中級 JavaScriptで学ぶ非同期処理|解説編

導入

非同期処理は現代のウェブアプリケーションにおいて欠かせない要素です。特に、APIからデータを取得する際や、ユーザーインターフェースを快適に保つためには、非同期処理の理解が不可欠です。本記事では、実務でよく遭遇する非同期処理の具体的なシチュエーションを取り上げ、その落とし穴や改善ポイントに焦点を当てます。

教科書レベルの解説(非同期処理)

重要な概念の整理

非同期処理とは、処理が完了するのを待たずに次の処理を進めることを指します。これにより、ユーザーがアプリケーションを操作している間も、バックグラウンドでデータの取得や処理を行うことが可能になります。JavaScriptにおいては、コールバック、Promise、async/awaitといった構文が非同期処理を実現するために用いられます。

コード例(JavaScript)


async function fetchData(url) {
    try {
        const response = await fetch(url);
        if (!response.ok) {
            throw new Error('Network response was not ok');
        }
        const data = await response.json();
        console.log(data);
    } catch (error) {
        console.error('Fetch error: ', error);
    }
}

fetchData('https://api.example.com/data');

コードの行ごとの解説

  1. async function fetchData(url): 非同期関数を定義します。この関数はAPIからデータを取得します。
  2. try {…} catch (error): エラーハンドリングのための構文です。fetchメソッドでのエラーを捕捉します。
  3. const response = await fetch(url): 指定したURLからデータを取得します。この行で処理は一時停止し、レスポンスを待ちます。
  4. if (!response.ok): レスポンスが正常でない場合、エラーをスローします。
  5. const data = await response.json(): レスポンスをJSON形式に変換します。
  6. console.log(data): 取得したデータをコンソールに表示します。
  7. catch (error): エラーが発生した場合、エラーメッセージを表示します。

解説編

非同期処理の実装において、特に注意が必要なのはエラーハンドリングです。上記のコード例では、fetchメソッドのレスポンスが正常でない場合にエラーをスローしていますが、実際の業務では、APIのレスポンスが常に期待通りであるとは限りません。このため、適切なエラーハンドリングを行うことが重要です。また、非同期処理がネスト化すると、可読性が低下し、デバッグが困難になることがあります。この場合、Promiseを使用してフラットな構造を保つか、async/awaitを活用して可読性を向上させることが推奨されます。

まとめ

  • 非同期処理は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために不可欠です。
  • エラーハンドリングを適切に行うことで、アプリケーションの安定性が向上します。
  • async/awaitを使用することで、非同期処理の可読性を高めることができます。