JavaScript中級

中級 JavaScriptで学ぶリファクタリング|ケーススタディ編

導入

リファクタリングは、コードの可読性や保守性を向上させるための重要なプロセスです。本記事では、架空のプロジェクトを通じてリファクタリングの実践的なアプローチを探ります。特に、業務でよく直面するシチュエーションを選び、リファクタリングの効果を具体的に示します。

教科書レベルの解説(リファクタリング)

重要な概念の整理

リファクタリングとは、外部からの動作を変更せずに内部のコード構造を改善することです。これにより、コードの可読性や保守性が向上し、新たな機能追加やバグ修正が容易になります。リファクタリングには、メソッドの抽出、変数名の変更、重複コードの排除など、さまざまな手法があります。

コード例(JavaScript)


// ユーザーの情報を取得し、特定の条件に基づいてフィルタリングする関数
function getFilteredUsers(users) {
    const filteredUsers = [];
    for (let i = 0; i < users.length; i++) {
        if (users[i].isActive && users[i].age > 18) {
            filteredUsers.push(users[i]);
        }
    }
    return filteredUsers;
}

コードの行ごとの解説

  1. 関数名は「getFilteredUsers」で、引数としてユーザーの配列を受け取ります。
  2. 空の配列「filteredUsers」を作成し、フィルタリングされた結果を格納します。
  3. forループを使用して、各ユーザーの「isActive」プロパティと「age」プロパティを評価します。
  4. 条件を満たすユーザーを「filteredUsers」に追加します。
  5. 最終的にフィルタリングされたユーザーの配列を返します。

ケーススタディ編

架空のプロジェクト「ユーザー管理システム」では、ユーザーの情報をフィルタリングする機能が必要です。最初に示したコードは機能しますが、可読性や拡張性の面で改善の余地があります。

具体的には、フィルタリングの条件が複雑になると、現行の実装では対応が難しくなります。このため、リファクタリングを行い、条件を関数化することで、より簡潔かつ柔軟な設計に変更します。


// フィルタリング条件を関数化
function isUserEligible(user) {
    return user.isActive && user.age > 18;
}

// ユーザーの情報を取得し、特定の条件に基づいてフィルタリングする関数
function getFilteredUsers(users) {
    return users.filter(isUserEligible);
}

このリファクタリングにより、フィルタリング条件を「isUserEligible」関数に分離しました。これにより、条件の変更や追加が容易になり、テストも簡単に行えるようになりました。さらに、コードの可読性も向上しました。

まとめ

  • リファクタリングは、コードの可読性や保守性を向上させるための重要な手法です。
  • 具体的なケーススタディを通じて、実務での適用方法を示しました。
  • 条件を関数化することで、コードの柔軟性と再利用性が向上します。