JavaScript中級

中級 JavaScriptで学ぶセキュリティ基礎|解説編

導入

JavaScriptはウェブ開発において広く使用されている言語ですが、その特性からセキュリティ上のリスクも伴います。特に、クライアントサイドで動作するため、悪意のある攻撃者による脆弱性の悪用が懸念されます。本記事では、中級エンジニアが直面しやすい具体的なセキュリティのシナリオを通じて、JavaScriptにおけるセキュリティの基本を理解します。

教科書レベルの解説(セキュリティ基礎)

重要な概念の整理

セキュリティの基本概念には、認証、認可、データの保護、インジェクション攻撃などがあります。特に、インジェクション攻撃は、ユーザーからの入力を適切に検証しない場合に発生しやすく、実際の業務でも頻繁に遭遇する問題です。JavaScriptの特性を理解し、どのようにこれらの脅威に対処するかが重要です。

コード例(JavaScript)


// ユーザー入力を検証しない場合の脆弱性
function processInput(userInput) {
    const maliciousCode = "alert('Hacked!');";
    eval(userInput); // ユーザー入力を直接評価するのは危険
}

// 使用例
processInput(maliciousCode); // 悪意のあるコードが実行される

コードの行ごとの解説

  1. function processInput(userInput) {

    ユーザー入力を処理する関数を定義しています。

  2. const maliciousCode = “alert(‘Hacked!’);”;

    悪意のあるコードの例として、アラートを表示するスクリプトを定義しています。

  3. eval(userInput);

    ユーザーからの入力を直接評価することで、意図しないコードが実行されるリスクがあります。ここが脆弱性のポイントです。

解説編

JavaScriptにおけるセキュリティの落とし穴として、特にeval関数の使用が挙げられます。evalは文字列をJavaScriptコードとして評価するため、悪意のある入力が渡されると、攻撃者が意図したコードを実行される可能性があります。このようなケースでは、ユーザー入力を適切に検証・サニタイズし、安全な方法で処理することが求められます。たとえば、JSON.parseを用いることで、入力をオブジェクトとして扱う方法が推奨されます。

まとめ

  • JavaScriptのセキュリティリスクを理解し、特にインジェクション攻撃に注意を払うことが重要です。
  • eval関数の使用は避け、ユーザー入力の検証を徹底することで、セキュリティを強化できます。