C#上級

上級 C#で学ぶデータベース設計|ケーススタディ編

導入

データベース設計は、アプリケーションのパフォーマンスや拡張性に直接影響を与える重要な要素です。特にC#を用いた開発環境において、データベースの設計はシステム全体の健全性を保つための基盤となります。本記事では、架空のプロジェクトを通じて、実際の業務で遭遇するデータベース設計の課題を探ります。

教科書レベルの解説(データベース設計)

重要な概念の整理

データベース設計においては、正規化、インデックスの利用、トランザクション管理などの基本概念が重要です。正規化はデータの重複を避け、データの整合性を保つ手段です。インデックスは検索性能を向上させるために必要ですが、過剰に使用すると更新性能に悪影響を及ぼすことがあります。これらの概念を理解し、バランスを取ることが求められます。

コード例(C#)


using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Data.SqlClient;

public class Product
{
    public int Id { get; set; }
    public string Name { get; set; }
    public decimal Price { get; set; }
}

public class DatabaseHandler
{
    private string connectionString;

    public DatabaseHandler(string connectionString)
    {
        this.connectionString = connectionString;
    }

    public List GetProducts()
    {
        var products = new List();

        using (var connection = new SqlConnection(connectionString))
        {
            connection.Open();
            var command = new SqlCommand("SELECT Id, Name, Price FROM Products", connection);
            using (var reader = command.ExecuteReader())
            {
                while (reader.Read())
                {
                    products.Add(new Product
                    {
                        Id = (int)reader["Id"],
                        Name = (string)reader["Name"],
                        Price = (decimal)reader["Price"]
                    });
                }
            }
        }

        return products;
    }
}

コードの行ごとの解説

  1. using System; – 必要な名前空間をインポートします。
  2. public class Product – 商品情報を保持するクラスを定義します。
  3. public DatabaseHandler(string connectionString) – データベース接続用のクラスコンストラクタです。
  4. using (var connection = new SqlConnection(connectionString)) – SQL Serverへの接続を確立します。
  5. var command = new SqlCommand(“SELECT Id, Name, Price FROM Products”, connection); – データ取得のためのSQLコマンドを作成します。
  6. while (reader.Read()) – データリーダーを使って結果セットを反復処理し、商品リストを構築します。

ケーススタディ編

架空のプロジェクトとして、オンラインストアのデータベース設計を考えます。このプロジェクトでは、商品情報、顧客情報、注文履歴を管理する必要があります。最初の設計段階では、各テーブルの正規化を意識し、冗長性を避けることが求められます。しかし、実際の業務では、特定のクエリが頻繁に実行されるため、インデックスの追加が必要になる場合があります。

このプロジェクトの落とし穴として、初期段階での正規化に固執しすぎると、パフォーマンスの低下を招くことがあります。例えば、商品と注文を結びつけるために多くのジョインを必要とする場合、クエリの実行速度が著しく低下します。したがって、実際のデータ使用状況を考慮し、柔軟な設計を心掛けることが重要です。

まとめ

  • データベース設計はアプリケーションのパフォーマンスに直結します。
  • 正規化とインデックスのバランスが成功の鍵です。
  • 実際の業務でのデータ使用状況を常に考慮することが求められます。