C#上級

上級 C#で学ぶマイクロサービス|アンチパターン編

導入

マイクロサービスアーキテクチャは、柔軟性やスケーラビリティを提供する一方で、設計や実装の際に遭遇するアンチパターンも多く存在します。本記事では、実務でよく見られる具体的なシチュエーションを取り上げ、ありがちな失敗例とその改善策について考察します。

教科書レベルの解説(マイクロサービス)

重要な概念の整理

マイクロサービスは、機能ごとに分割された独立したサービス群で構成されます。各サービスは独自のデータストレージを持ち、APIを介して通信します。これにより、サービスの独立性が高まり、開発やデプロイが容易になります。しかし、サービス間の依存関係やデータ整合性の管理が難しくなることがあります。

コード例(C#)


public class UserService
{
    private readonly IUserRepository _userRepository;

    public UserService(IUserRepository userRepository)
    {
        _userRepository = userRepository;
    }

    public User GetUser(int id)
    {
        var user = _userRepository.FindById(id);
        if (user == null)
        {
            throw new UserNotFoundException("User not found");
        }
        return user;
    }

    public void UpdateUser(User user)
    {
        if (user == null)
        {
            throw new ArgumentNullException(nameof(user));
        }

        _userRepository.Update(user);
    }
}

コードの行ごとの解説

  1. クラスUserServiceは、ユーザー情報を管理するサービスです。
  2. コンストラクタでIUserRepositoryを受け取り、依存性の注入を行います。
  3. GetUserメソッドでは、指定されたIDのユーザーを取得し、存在しない場合は例外をスローします。
  4. UpdateUserメソッドでは、引数がnullでないことを確認し、ユーザー情報を更新します。

アンチパターン編

マイクロサービスにおいてよく見られるアンチパターンの一つは、サービス間の密な結合です。例えば、UserServiceが他のサービスに依存しすぎると、変更が難しくなり、デプロイ時に全体に影響を及ぼす可能性があります。この場合、サービス間の通信をAPI経由で行うことが推奨されます。

具体的には、UserServiceが直接他のサービスのデータを参照するのではなく、必要な情報を取得するためのAPIを設計し、リモート呼び出しを行うようにします。これにより、サービスの独立性を保ちながら、変更に柔軟に対応できます。

まとめ

  • マイクロサービスにおけるサービス間の結合は避けるべきです。
  • APIを介した通信を利用して、各サービスの独立性を高めましょう。
  • エラーハンドリングやデータ整合性の管理も重要なポイントです。